アメリカのCDC(米国疾病予防センター)が、2023年末に、アメリカの12~15歳の青少年の歯について、重要な発表をしました。
それによると、2023年末、「斑状歯」のある青少年が、70%もいた、というのです。
2000年は41%、1986年は23%でしたので、明らかに増加しています。
原因の1つは、水道水に含まれるフッ素でしょうね。
アメリカでは、飲料水にフッ素が含まれている州があり、そこに住んでいる子どもたちは、飲料水から日常的にフッ素を摂取している場合があります。
もちろん、フッ素入りの歯みがき剤も販売されています。
アメリカに居住経験のある人に聞いてみたのですが、もちろん水道水を飲まずにミネラルウォーターを飲む人もいるのですが、やはり普通に水道水を飲んだり料理に使用したりする人が多い、とのことでした。
以前、このカテゴリーに「歯フッ素症になったAさん」という記事を載せましたが、まさしくAさんの症状が「斑状歯」です。(右上の写真が斑状歯)
日本は今のところ水道水にフッ素は入っていません。だから、日本は大丈夫・・・・とは限りませんよ。
日本では、水道水にフッ素が含まれていなくても、歯みがき剤にはフッ素が含まれています。
歯みがき剤に含まれるフッ素も、飲料水同様に斑状歯を引き起こす可能性があるのです。
しかし、残念なことに、日本の子どもたちにどのくらい斑状歯が発生しているかは、全く調査されていません。
日本はほぼ全ての小中高校生が、集団でしか検診を受けている珍しい国なので、調査しようとすれば簡単に実施できるはずなのですが、そんな気配は全くありません。
しかも最近は、アメリカ商工会議所の要望を受けて、高濃度のフッ素が含まれている商品もあります。
でも、なぜアメリカ商工会議所の要請を受けて、高濃度のフッ素が歯みがき剤に入れられたのでしょうか。
こういった背景に、なんだか怪しい気配を感じてしまうのですが・・・。
いずれにしても、フッ素の摂取量は、可能な限り少ない方がよさそうです。