フッ素洗口ってなに?

「フッ素洗口」って何でしょう。 子どもを歯医者さんに連れて行き「フッ素を塗っている」という保護者の方もたくさんいらっしゃると思います。
「そのフッ素と、フッ素洗口は違うの?」 そうですよね、同じ「フッ素」、同じなのでしょうか、違うのでしょうか。

お医者さんでフッ素を塗る医療行為は「フッ素塗布」と言います。 「フッ素塗布」と「フッ素洗口」に使われるのは、同じ「フッ化ナトリウム」を含んだ医薬品です。 違いは、フッ化ナトリウム溶液の濃度と使用方法です。

医療行為である「フッ素塗布」は、フッ素の濃度が9,000ppm、フッ素洗口に使われるのは900ppm(週1回法)。 塗布は薬液を歯に塗りますが、洗口は薬液を使ってうがいをします。

特にここで問題にしたいのは、フッ素洗口が日本全国の幼稚園や保育園、小中学校で集団で行われていることです。 医療行為である「フッ素塗布」は、保護者と子ども、そして主治医の歯科医が合意の上、主に歯科医院で実施されるものです。 その際は当然のことながら、効果と同時に副作用についての説明があり、きちんとした対応が行われます。


しかし、全国で行われている幼稚園や保育園、小中学校の「集団フッ素洗口」には、たくさんの問題点があります。 その問題点について、一緒に考えてみましょう。