フッ素で歯がボロボロ(歯フッ素症)

みなさんはフッ素が原因で、歯がボロボロになってしまうことを知っていますか。
自分の主張に都合の悪いことは大きな声では言わない人が多いので、きっと「知らない!」という人がほとんどだと思います。

実は、世界中でフッ素の過剰摂取による健康被害が起きていますが、ここではそのうちの「歯フッ素症」を紹介します。
これは、フッ素の健康被害のうち、少量でもおきる異常です。

他の記事でも紹介しましたが、フッ素が酸で溶けた歯の表面にどのように作用してむし歯を予防するのか、実は科学的に検証された実験データはありません。これは、日本の厚生労働省も「(フッ素が歯の細胞にどう作用してむし歯を予防するのか)裏付けとなるデータは持っていない」と、公式の場で答えています。

でも逆の実験はあります。
歯を薄く切った「切片」を、フッ素洗口液に3日間つけて、その切片を観察した実験です。
それによると、歯は強くなるどころか、細胞の核が消えてなくなってしまった、というのです。
体の細胞から核がなくなったら、その細胞はこわれてしまったことになります。

実際に、フッ素が入った飲料水を飲んで暮らしている地域の人たちは、「歯フッ素症」と言われる、歯がボロボロになる異常を訴える人がたくさんいます。
飲料水にフッ素が入っているアメリカの一部の州では、歯医者さんにやってくる子どもの3分の1は、この「歯フッ素症」だと言われているくらいです。

日本でも、以前兵庫県宝塚市の子どもたちに「歯フッ素症」が見られ、調査したところ、飲料水にしていた地下水にフッ素が含まれていたことがわかり、大きな問題になりました。

また、それ以外の地域でも、地下水を飲料水にしている地域の子どもたちに、「歯フッ素症」の軽度のものとして、歯の表面に白い点々ができる「ホワイトスポット」が見られることもあります。
ただし、こういった地域でも、水質検査では日本国内の基準以下のフッ素しか含まれていません。
つまり、異常なほどの高濃度でなくても、軽度の「歯フッ素症」は発生する、いうことです。

「歯フッ素症」は、ひどくなると歯がもろくなって欠けてきます。欠けてこなくても、白い点々が歯の表面にできているのは、見た目にも気になりますし、歯の強度も下がる可能性があります。

もし、自分の歯に白い点々がたくさんあったら、子どもはどのように思うのでしょうか。
次回はその点についてお知らせしたいと思います。