事故・副作用事例 (3)

フッ素洗口を勧めている人は、「フッ素洗口には副作用はありません」とおっしゃいますが、今、学校で使われている医薬品の洗口液は、商品の「説明書」に、はっきりと「副作用」の表記がありますので、「副作用がない」というのは明らかな間違いです。

では、実際に学校で行われているフッ素洗口では、副作用が起きていないのかというと、そうではありません。
「事故・副作用事例(2)」でも少しお話ししましたが、さらに全国で起きている事例についてお話しします。

フッ素洗口を行っている時間帯、養護教員は、可能な限り校内を巡視している場合があります。
そんな時は、様々な異常を訴える子どもたちにも出会います。

「フッ素洗口液を口に含むと、いつも気持ち悪くなるんです」という子どもがいました。
口を押さえながら教室を出てきて、廊下の水屋でフッ素液を吐き出していたりします。

また、「フッ素洗口をすると、いつも頭痛がする」と訴える子どももいました。

いずれもフッ素洗口を実施した直後に現れた症状で、フッ素洗口を実施すると多くの場合、同じような症状を感じていたようです。
もうこれだけで、子どもにとってはフッ素洗口は苦痛以外の何物でもありません。
フッ素洗口で1度感じた症状が心配で、次回も同じような症状を感じてしまう可能性もあります。
これも、子どもにとっては、不要な心配や苦痛でしかありません。

いずれの例も、保護者や本人との面談でその後のフッ素洗口は中止しました。

さらに、フッ素洗口が始まってから、頻繁に蕁麻疹ができて、保健室に来室する子どももいました。
蕁麻疹は、様々な原因が考えられる症状ですが、ミラノールやオラブリスの「説明書」にある「過敏症状」の一つでもあります。

「洗口を止めてみる、という方法もあるよ」と話をして様子を見ていたのですが、なかなか良くなりませんでした。
しばらくしてから、本人から「フッ素洗口を中止してみる」という申し出があり中止しましたが、その後蕁麻疹は出なくなったのです。
同様に蕁麻疹の診察をかかりつけ医から受けた際、「フッ素の過敏症だという可能性は排除できない」と言われた、という事例もあります。

私たちは普段からたくさんの化学物質を取り込んでいます。その影響も受けているでしょう。
その中で、「フッ化物の影響」のみを断定するのは、決して簡単なことではありません。
しかし、洗口直後に現れる様々な症状は、「フッ素の影響ではない」と断定することも難しいはずです。

こんなことまでして、むし歯は「0」にしなければいけないのでしょうか。
絶対におかしいですよね。