教職員への圧力

学校現場の先生方は、そのほとんどが学校でのフッ素洗口実施に反対です。
なぜなら、フッ素洗口は教育活動ではないからです。
もっと優先してするべき教育活動を、先生方はたくさん抱えています。その量の多さに、心やからだを病んでしまう人が出るほど多忙なのです。

だからフッ素洗口という「医療行為」まで引き受ける余裕も資格も、学校にも先生方にもありません。
それよりも子どもたちのために必要な教育活動をするべきなのです。

だから、学校でのフッ素洗口導入には反対です。

 

そのため、自治体が導入を決定すると、反対を表明する先生方に様々な圧力がかかります。

 

まずは、厚生労働省が作成したかつての「フッ素洗口マニュアル」には、「フッ素洗口素導入の是非について、保護者にアンケート調査等を実施しないように」と書かれています。アンケート調査等を学校が行って、保護者に「導入反対」を決めさせてはいけません、という訳です。

 

ある学校では、フッ素洗口の説明会の場で、講師となった方(もちろん、フッ素洗口を推進する立場)の話を聞いた際、思いもよらない内容があったため、教職員がざわついた場面があったそうです。(詳細は、長くなるので省略します)後日、校長先生が教育委員会に呼び出され「教員の態度が悪い!」と叱責されたのです。
つまり、何も言わず黙って聞け、ということでしょう。

 

フッ素洗口に反対と、明確に表明した養護教員が、その学校から転勤させられた例もあります。

 

「君たちは白装束集団(当時問題になっていた団体 「パナウェーブ研究所」)だ!」と罵られた養護教員たちもいました。

 

フッ素洗口ではなく、教育活動としてむし歯予防に関する指導を行う、と言った養護教員たちが「やれるもんならやってみろ」と恫喝に近い言われ方をしたこともあります。

 

保護者からフッ素洗口について質問を受けた際の「Q&A]を作成し、それを教職員全員に暗記させ、一人一人呼び出されて言わせられた、という学校もあります。

 

子どもたちの様子を他の学校の先生方に話したところ、「誰が漏らしたんだ」と犯人捜しが始まった、という学校もあります。

 

「校内でフッ素に関する話を一切してはならない」と厳命された養護教員もいました。

 

そのほか、エトセトラ、エトセトラ・・・・。

 

こんな状況、おかしくないですか?
保護者の皆さん、フッ素洗口を導入する学校では、こんなことが起きる可能性がゼロではなく、その中で先生方はみんな苦しい思いをしているんです。

 

それでも保護者の皆さんは学校でのフッ素洗口を希望しますか?