増えていくだけの教員の仕事

最近の学校の様子で問題になっていること。不登校の増加、小中高校生の自殺者の増加、コロナの流行を挟んで人間関係の希薄化・・・・etc。

特に不登校や自殺者の増加を受けてか、数年前から「SOS教育」なるものを、学校で行いなさい、という通達があるそうなのです。
もともとは厚生労働省が発案した施策とのことですから、国民全体に関するものなのでしょうけれど、なぜか学校での実施がかなり強力に要請されているようです。
その上不登校の増加を受けて、学校で保護者を対象にしたチームを作って、保護者が孤立しないように支援せよ、という話も・・・。もちろんチームを組むのは教員でしょうね。

2024年だけでも、1か月に1つくらいずつ教員の仕事が増えているような気がします。

そして、そんな多忙な学校で行われているフッ素洗口で、事故が起きるのは当然の結果のような気がします。

消毒液と洗口液を間違えてうがいをさせた例、希釈濃度を間違えて、濃い洗口液でうがいをさせてしまった例、使用期限の切れた洗口液を使用してしまった例・・・・。

作業をするのは人間なのですから、間違いをなくすためには、二重、三重のチェックが必要です。
アレルギーのある子どもたちの給食は、何重かのチェックを経ているのに、医薬品を使ったフッ素洗口はノーチェック。一方でどんどん増えていく仕事と、どんどん減っていく教員数。
これで「間違うな」という方が無理なのです。

不登校の子どもや親への対応は、まごうことなく「教育」の一環です。
でも、フッ素洗口は医薬品を使用した「単なる化学変化」です。
どちらが優先か、言うまでもありません。

でもその優先事項ですら今の状況では手が回らなくなっているのに、そこに「単なる化学変化」を強制?

行政は何にも考えていないんですね。

保護者の皆さん、このままでいいのでしょうか。
教育の問題は、教員だけでなく保護者の皆さんの問題でもあると思うのですが、どう思われますか?